so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

ただいま神様当番

『お探しものは図書室まで』の青山美智子さんの本! ある朝、目を覚ますと手首から腕にかけて「神様当番」と太くて大きな文字が書かれていた! 突如目の前に現れた「神様」を名乗るおじいさんのお願いを叶えないと、その文字は消えないようで…… 「お当番さん…

日向を掬う

『あめつちのうた』の朝倉宏影さんの新刊! 「私、あなたの娘です」 四十歳独身の大守良行の家に、突然中学生の少女・都築日向実が訪ねてきた。良行は十五年前、かつての恋人・都築街子に頼まれ、精子提供をした事を思い出す。交通事故でこの世を去った街子…

東京日記6 さよなら、ながいくん。

あら、このシリーズもう6冊目。 というか、連載20年目?????? たんたんと、時にシュールに、そして深くリアルに。あなたの日常でも、不思議なこと、愉快なこと、実はいっぱい起きていませんか? 20年目を迎えたライフワーク日記、最新刊! 暑いと活字を追…

声の在りか

大好きな寺地はるなさんの新刊! 魔法みたいに強い言葉はいらない。わたしの“声”を取り戻したい。 日常に息苦しさを感じるあなたへ贈る物語。 「こんなところにいたくない」パート帰りの希和が見つけたのは、小学四年生の息子・晴基とそっくりの筆跡で書かれ…

星に願いを、そして手を。

なんで手に取ったのか忘れたけど、当時16歳でこれを書いて小説すばる新人賞って凄いなー。 小説すばる新人賞(第29回)史上最年少受賞作当時16歳の著者が描いた人生の葛藤応援! 朝井リョウ氏 中学三年の祐人は、いつも薫、理奈、春樹とプラネタリウムのある科…

サンドイッチクラブ

もう夏休み終わりでもいいよね…。 既に宿題進捗管理とか、イレギュラーな行先とか、弁当とか、検温とかそういうのに疲れました。 これのアクセスが上がると、夏休みだなって思います(笑) ryan2.hatenablog.jp さて、この本。2021年の読書感想文コンクール…

ビニール傘

岸政彦さんの本で、これはまだ読んでなかったなーということで。 共鳴する街の声――。気鋭の社会学者による、初の小説集! 侘しさ、人恋しさ、明日をも知れぬ不安感。大阪の片隅で暮らす、若く貧しい〝俺〞と〝私〞(「ビニール傘」)。誰にでも脳のなかに小さな…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ようやく読めました。最近文庫にもなりましたね。 Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、60万人が泣いて笑って感動した大ヒットノンフィクションが待望の文庫化!人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出…

9月9日9時9分

数字が入っている小説コーナーでで借りたもの。 帯の「三浦しをん絶賛」がなかったら読まなかっただろうなあ。 愛される快感と、「人」を想う難しさ――。 バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、日本の生活に馴染むことができないでいた。そんななか…

何度でも立ち上がる! かのまんダイエットの戦い方

ダイエットの師と仰ぐかのまんさんの2冊目! 育児や仕事で筋トレする時間がない…周りに茶化されるたびに凹む…体重がなかなか落ちない… ダイエットの知識は手に入れたけれど、なかなか続かない。こんな悩みをお持ちのダイエッター必見! SNSで大人気、産後太…

逆ソクラテス

久しぶりに伊坂幸太郎さん。そういえば、2021年の本屋大賞の候補作でしたね。 敵は、先入観。世界をひっくり返せ! 伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負! 逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、…

ひきなみ

大好きな千早さんの新刊!!!! 私たちずっと一緒だと思っていたのに。彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。 小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込ん…

ヨンケイ!!

図書館のYAコーナー(ヤングアダルトコーナー)で強くお勧めされていた本。 やー、部活っていいね…。青春だね…。 慢性的な人数不足に悩む離島・大島の渚台高校陸上部に、奇跡的に男子4人のスプリンターが揃った。インターハイ予選を目前に控え、100×4リレー(…

17歳のうた

初読みの作家さん。 たまたま「タイトルに数字が入った小説特集」で見かけたもの。 いろんな17歳の女の子の話。 個人的には舞妓になった彩葉の話と、神職につきたい千夏の話が好き。 タイトルがすべて曲名なので、その音楽が頭に流れる感じがするね。 高校進…

静かな雨

宮下奈都さんのエッセイで気になったので読んでみました。 「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」 新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。 とっ…

わたし、定時で帰ります

なにかで見かけたから借りてきたのですが、これ、ドラマになったんですね。 絶対に残業しないと決めている会社員の結衣。個性豊かな同僚たちに揉まれながら働く彼女の前に、無茶な仕事を振って部下を潰すというブラック上司が現れて―。新時代を告げるお仕事…

syunkon日記 おしゃべりな人見知り

山本ゆりさんの料理エッセイ。ブログに書いていたものや、それ以外のもの、料理レシピ付き。 図書館が休館してると、書籍代がかさんでしかたない(そうじゃなくても書籍代はかかる) ameblo.jp 外で読んでいたら、確実に変な人と思われるぐらいニヤニヤして…

いつの空にも星が出ていた

図書館でふっと手に取った本。 『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子さんですね。 好きなチームといる喜び。光輝くスタジアムの幸せ。 本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』の著者が描くどこまでも熱くて、かぎりなく純粋な、人生と応援の物語! 「愛すべきチームと愛…

そこにはいない男たちについて

井上荒野さんの割と新刊。 愛する夫を喪った女と、夫が大嫌いになった女。「夫を亡くした女だと、彼には言わないで」「私が忘れないかぎり、あなたはいるのよ」(実日子)「私はこの男にほんの少し欲情している」「夫が死んでほしいと思っているの」(まり)おい…

千の扉

岸正彦さんのにがにが日記(1月18日分)を読んでいて、あれ、そういえばこれは読んでないなと気づいた柴崎友香さんの本。 kangaeruhito.jp 夫・一俊と共に都営団地に住み始めた永尾千歳、39歳。一俊からは会って4回目でプロポーズされ、なぜ結婚したいと思っ…

ラクして おいしく、太らない! 勝間式 超ロジカル料理

ホットクックを買ったので、満を持して勝間さんのこれを読みました! Prime Reading に入ってます。 緊急事態宣言で、また図書館閉館してて、絶望しかない…。 「現代で多く行われている料理の工程は、洗濯板で洗濯をしているようなもの。 のんびり料理をする…

ワンさぶ子の怠惰な冒険

大好きな宮下奈都さんのエッセイ! 北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。当時、子供たちの妄想犬だった白い柴犬ワンさぶ子が家族の一員に。三人の子供たちは、大学生高校生中学生となり、思春期真っ只中。それぞれが自分の道を歩き始めて…

汚れた手をそこで拭かない

直木賞の候補作だったしなーととりあえず読んでみました。 第164回直木賞候補作 平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔…

料理と利他

土井先生(料理の方)~! 「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。 コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、…

文房具の整理術

今日もまた文房具の話。 "もっと"文房具を愛するための捨てない、整理・収納術 テレビやラジオでも出演多数の文具プランナーが提案する、使いたいときに使いたいものがすぐに見つかる文房具に特化した初の整理・収納術。 ペンなど筆記具好き、マステ好き、ノ…

草原のサーカス

綾瀬まるさん。新刊! 私たちは、どこで間違ったのだろう――? 転がるようにうつろう世界で。製薬業界で研究者として働く姉と、アクセサリー作家として活動する妹。二人は仕事で名声を得るも、いつしか道を踏み外していく。世間の非難を浴びた転落の末に、彼女…

このあたりの人たち

川上弘美さん、読むの久しぶりのような。 そこには、大統領もいて、小学校も地下シェルターもNHKもある。町の誰も行くことのない「スナック愛」、六人家族ばかりが住む団地の呪い、どうしても銅像になりたかった小学生。川上弘美が丹精込めて創りあげた、不…

眠りの庭

千早茜さんの、まだ未読だったもの。 女子校の臨時教員・萩原は美術準備室で見つけた少女の絵に惹かれる。それは彼の恩師の娘・小波がモデルだった。やがて萩原は、小波と父親の秘密を知ってしまう……。(「アカイツタ」)大手家電メーカーに勤める耀は、年上の…

ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと

目についた新刊の本。 何か見覚えがあると思ったら、ああ、ハフポストのこの記事から本になったのね。 www.huffingtonpost.jp 「誰もが生きやすい世界は、いろんな境界線が混ざり合った世界だと思う」耳の聴こえない両親から生まれた子供=「CODA」の著者が書…

零から0へ

図書館の「お仕事小説」特設コーナーに置いてあった本。 まはら三桃さんだー。 1945年、父を戦争で亡くし、聡一は一家を支えるために大学をやめて、鉄道総局の研究所に入所する。そこには、戦争中に軍で戦闘機の設計や製作に関わり、多くの命を奪う結果を生…