まとめてがっと

ボーイズ・ビー

ボーイズ・ビー

じんわりとあったかいジジイとガキの物語。
  川端隼人12歳、小学6年生。この夏、ママを亡くした。弟がいる。直也6歳、小学1年生。直也はまだママが「死んだ」ということがわかっていない。消防士のパパは夜勤が多い。だから、ぼくが直也の面倒を見なければならない。ぼくには泣いてる暇はない。
 園田栄造70歳、靴職人。5年前、ばあさんが死んだ。気安く近づいてくるやつらが大嫌いだ。ガキは特に嫌いだ。わがままで、未熟なくせに姑息で、甘えてみせもする芸達者だ。
 ――さびしさを覚悟し、張りつめて生きる老人と少年。アトリエばかりが集まった古いアパートで出会った2人に、やがて奇妙な連帯感が生まれて……。読んでいるうちに「じんわりと気持ちがほぐれる」やさしい物語である。

「県庁の星」の作者の別の本。あー、ええ話やなぁ。じじいがまたええ味だしとるんよ。こっちも映像化しやすそうな感じやねぇ。

アフリカの瞳

アフリカの瞳

世界のHIV感染者六千五百万人、その三分の二がアフリカに集中するエイズの現実を真っ向から見据え、それでも希望を求め続ける日本人医師の闘いを描いた、衝撃と感動の長編小説。

「アフリカの蹄」の12年後っていう設定みたいです。なんか絶望的な気分になってくるよ。大事なのは教育なのよね。母が賢くなることで国は変わる。HIV感染・エイズのことって日本であんまり騒がなくなったけど、なんでかしら?

イノセント

イノセント

男の住むマンションを見上げながらガソリンを被って焼身自殺したソープ嬢。彼女が死んだ理由を探し求める牧師の父親。そして娘の素顔を辿る父には信じられない事実が突きつけられる。自殺それとも他殺?誰が犠牲者で誰が犯人なのか。真実はおぼろげに霞んで、虚像が独りで歩き出す。そして衝撃のラストシーン!読者は毒々しく染め上げられた結末に立ち尽くす。中村うさぎが描く、愛と憎悪と絶望の物語。

話を聞いた相手の話と、娘が綴っていた日記の中の相手への印象がずいぶん違うのがおもしろい。そしてどう見ても某巨大掲示板っぽい記述が。もうそれすらもブンガクなのねぇ。

沖で待つ

沖で待つ


第134回芥川賞受賞作ってことで、初絲山作品。男女雇用機会均等法の施行から初の女性総合職として住宅メーカーに勤務って絲山さん自身の経験なのね。id:futonfukafukaさんとid:material_girlさんが読んでいたので、他も読むお(はてな脳)。