so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

セバット・ソング

図書館の新刊案内書架にあった本。

胸をかきむしられる苛烈な子どもたちの境遇。

施設の院長、藤城遼平のもとに送られた一本の動画。かつての教え子である野々村摩耶が歌う動画を藤城の娘・ゆきが観たことから物語は動き始める。摩耶のライブに通うようになったゆきは、摩耶の兄・拓弥と出会い関係を深めていく。しかし兄妹は周囲からの容赦ない偏見と理不尽な両親からの干渉にさらされていた――。繊細な心理描写とともに、つらい過去を背負った子どもと彼らに手を差し伸べる大人たちの実情をリアルに描く。

セバット:冬の間一帯が氷結する大沼湖畔にあって、凍らずに白鳥等の渡り鳥が羽を休める場所。語源はアイヌの人々が「狭い場所」という意味でそう呼んだ説がある。

ここでは誰もが一番ほしいのは、どれだけ望んでも手に入らない親の愛なのだ(本文より)。

実在の児童自立支援施設を取材したそうですが、読んでいるだけで児童虐待の話は辛くなります。こんな世界でワタシはなにができるんだろうか。

それにしても、この藤城遼平さんがどんなひとなのかわかりにくいし(不良が更生したいい人キャラ?)、ゆきもふわふわしてよくわかんないし。最近の年ごろの娘さんなら、アプリで生理周期ぐらい管理してないか?妊娠が疑わしいときにいきなり産婦人科行くか?DSで妊娠検査薬買わない?

セバット・ソング

セバット・ソング