コロナ騒ぎのだいぶ前。イオンモールのヴィレッジヴァンガードで、ケロリンの桶が売ってて。「なんで東の桶と西の桶があるの?」って話になり。ムスッコ小3におかべたかしさんの『くらべる東西』読ませております。このシリーズおもしろいよねー。
ムスッコともう一度読んでみると、ワタシはほんとうに東の文化に馴染みがない。暖簾もだるまも全然違う。ひなあられも全然違う。あられはやっぱりとよすでしょ。
西のちらし寿司は魚介とかのせないんだよね。煮たものが多い。稲荷寿司も三角+具だくさんが西。四角+具なしが東だそうです。
関東と関西とでは、銭湯の湯船の位置も異なるそう。それぞれ湯船が、関東の銭湯では浴場の奥に、関西では浴場の中央にあるのだといいます。
「肉体労働者が多かった関東では、体についた汗や泥を洗い流してから湯船につかるので奥に、一方、商人が多かった関西では、体を温めてから体を洗うので湯船を中央に据えたという説が有力のように思われる」(本書より)
ちなみに、銭湯で用いる風呂桶の大きさにも違いが。関西では湯船で体を温めてから体を洗うため、風呂桶を使って湯船の湯を汲んで体にかける"かかり湯"をしますが、その際、大きな桶だと重くて使いにくいことから、関東に比べ桶の大きさが小さいのだそうです。