so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

大阪

柴崎友香さんと岸政彦さん!どっちも大好きなお二人の、大阪にまつわるエッセイ。 こんなん読む前から絶対面白いに決まってるやつ。 大阪へ来た人、大阪を出た人――かつていた場所と今いる場所が「私」を通して交差する。街と人の呼吸を活写した初共著エッセ…

あのこは貴族

地方生まれの美紀と東京生まれの華子。アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編! 「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわ…

あめつちのうた

土と向き合う。雨を信じる。そうして、日本最高のグラウンドが生まれる。甲子園の神整備、「阪神園芸」が小説に! 絶望的な運動神経の持ち主・雨宮大地は、自分とは正反対の弟や頑なな父への鬱屈を抱え、甲子園のグラウンド整備を請け負う阪神園芸へと入社す…

リリアン

岸政彦さんの新刊! ご本人、こんなこと呟かれてましたが。 「リリアン」だれか読んでくれるかなあ。暗い話だけど。ずっと夜。最初から最後まで、ずっと夜。夜の暗さが、だんだんもっと暗くなっていく話。 — 岸政彦 (@sociologbook) 2020年4月6日 岸政彦さん…

その日、朱音は空を飛んだ

武田綾乃さん、第42回吉川英治文学新人賞受賞おめでとうございます! 学校の屋上から飛び降りた川崎朱音。彼女の自殺の原因はーーそもそも本当に自殺だったのか。ネットに流れる自殺現場の動画を撮ったのは誰? 映っていたのは誰?いじめはあったのか、遺書は…

桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?

もともとはデイリーポータルZであったこのお話。 dailyportalz.jp 鬼ヶ島から財宝を持ち帰った桃太郎を待っていたのは、毎年の確定申告でした。果たしてこの財宝はどう申告したらいいのか、鬼退治に使った「きびだんご」は経費として認められるのか――。 笑い…

滅びの前のシャングリラ

凪良ゆうさん、本屋大賞のあとの作品。ワタシが読むのも2作目。 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「…

オルタネート

NEWSの、加藤シゲアキさんの本。 なんかねえ、アイドルの~とか、ジャニーズなのにとか、そういうの取っ払ってあげたい。作品として素晴らしいのよ。 ご本人、努力家なんだろうなあ。 第42回吉川英治文学新人賞受賞作品2021年本屋大賞ノミネート作品第164回…

骨も筋肉も衰えない 40歳からのやせるレシピ

普通の料理研究家で好きなのは小林カツ代&ケンタロウ。最近では山本ゆりさんです。 ということで、ダイエットレシピでかのまんさん以外に好きな本を探そうと。 本屋で料理の本を見てたのですが。どれもこれも「糖質制限」「糖質制限」でガチ切れ。うっさい…

母影

人気ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル兼ギター・尾崎世界観。初めての純文学作品。第164回芥川賞候補作。 小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。お客さんの「こわれたところを直して…

わたしの本の空白は

ワタシが手に取る本は、北澤平祐さんのイラストが多いなあ。これもです。 気づいたら病院のベットに横たわっていたわたし・三笠南(みかさ みなみ)。目は覚めたけれど、自分の名前も年齢も、家族のこともわからない。現実の生活環境にも夫だという人にも違…

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

どの本屋に行っても、どばーっと陳列されてる『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』。 うちのムスッコ小4も大好き。ムスッコ小4は廣嶋玲子さんの本が好きで、「妖怪の子預かります」シリーズも「十年屋」シリーズも「鬼遊び」シリーズも、全部読んでます。 ムスッコが面…

夜明けのすべて

瀬尾まい子さんの新刊。 水鈴社って聞いたことない出版社だなと思ったら、2020年にできたばっかりなんですね。 『そして、バトンは渡された』を編集した編集者さんが作った会社らしいです。 www.suirinsha.co.jp 知ってる?夜明けの直前が、一番暗いって。 「…

カラーひよことコーヒー豆

『Domani 』で連載していた小川洋子さんのエッセイ集。 ふつうの一日が愛おしくなるエッセイ集 『博士の愛した数式』などで知られる作家・小川洋子さんのエッセイ集が待望の文庫化。新たに書き下ろしも収録、人気イラストレーター寺田順三さんによる愛らしい…

アニバーサリー

どれ読んだか、すぐわからなくなる窪美澄さん。助けて、読書メーター。 表紙が写真が多いからか?タイトルが覚えにくいから? 母親との確執を抱えて育ち、望まれない子を妊娠、たった一人で出産を迎えようとする三十代の真菜。七十歳を過ぎても、育児中に始…

愛されなくても別に

ワタシの中では『愛ださ(どうぞ愛をお叫びください)』の人、武田綾乃さん。 この本がなんか話題になっていたので読んでみました。 時間も金も、家族も友人も贅沢品だ。「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者が、息詰まる「現代」に風穴を開ける会心作! 遊…

人間タワー

なかなか読めなかったこの本。ようやく読めました。朝比奈あすかさんは、この『人間タワー』と『君たちは今が世界』がよく中学入試に出ているようですね。この2作を小学生に読ませるか。そうか…。 《中学入試国語出典一覧》鍵垢さんがものすごいものをまとめ…

流浪の月

2020年本屋大賞大賞受賞作。 2020年本屋大賞受賞第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作せっかくの善意をわたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。愛ではない。けれどそばにいたい。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が…

自転しながら公転する

山本文緒さん、7年ぶりの新刊! これも2021年本屋大賞候補作。 結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか共感と絶賛の声続々! あたたかなエールが届く共感度100%小説! 東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが……

お探し物は図書室まで

2021年の本屋大賞候補作。 お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。 仕事や人…

白野真澄はしょうがない

好きな作家さんの新刊が、じゃかじゃか出ているうれしい悲鳴。 奥田さんなのに、ミステリー?と思ったら。 同姓同名の主人公の、5連短編集。 どの短編も見事。 ラストシューズの奥様の気持ちも、最終章の白野真澄はしょうがないも。最終章はネット使い始めた…

桜の下で待っている

面倒だけれど愛おしい――「ふるさと」をめぐる感動の物語 郡山、仙台、花巻……桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行く先で待つものは――。実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと……複雑にからまり揺れる想いと…

縁結びカツサンド

なんだか美味しそうなカツサンドだなーと手に取った本。 冬森灯(ふゆもり・とも)さんは第1回おいしい文学賞にて最終候補。本作がデビュー作となったそうです。 パンをテーマにした4つのお話。 最後のカツサンドの話が、なんだかなあ。3代目の葛藤とかどこ…

処方箋のないクリニック

なにげなく新刊のところから借りた本。 仙川環さん、読んだことない作家さんかと思ったら、『極卵』のひとか。 全然作風が違うから別の人かと思った! 東京郊外にある古びた洋館。そこには先端科学では治せない患者と家族の「人生」を治療する名医がいる。凄…

本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ

コウケンテツさんの、話題になってたエッセイ。 今日はもう、作る気力も体力も残っていない…「おうちごはんを作る人」の気持ちに寄り添う一冊。 土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』に、「料理研究家の僕でも「土井先生、一汁一菜ですら今日は無理で…

純喫茶パオーン

『明日の食卓』の、椰月美智子さんだ…と構えながら読んだのですが(明日の食卓 - so what?@ hatena blog)。こっちは小学生新聞に連載された、純喫茶のお話でした。 創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えてい…

ひとつむぎの手

名前はよくお見掛けするけど、多分初読みかな、知念実希人さん。医師で小説家。 大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗…

正しい愛と理想の息子

2020年最後に読んでいたもの。 会社の昼休みに本を読んでいるので、会社が休みになるとこれっぽっちも読書が進みませんでしたわ。ははは! なんでこの表紙の人泣いてるの? ハセ32歳、陰気な男。相棒の沖、30歳だけど可愛い。二人は違法カジノで働くが失敗ば…

52ヘルツのクジラたち

読書メーター of the year 2020 の1位! ダ・ヴィンチのほうのbook of the yearでも4位だそうです。 この方も初読みの作家さん。 「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ム…

夢は捨てたと言わないで

初読みの作家さん。 27歳、元甲子園球児。地元の期待を背負い、プロ野球選手になるも戦力外通告。故郷から逃げ、今はスーパーで働く普通の男。それでも、人の夢を後押ししたい。35歳、お笑い芸人。芸歴15年。バイトしながら妊娠中の妻と安アパートで暮らす。…