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育児と食べ物の話ばかり。

あちらにいる鬼

父である作家・井上光晴の妻、つまり著者の母親と、光晴と長年にわたり男女の仲だった作家・瀬戸内寂聴を彷彿させる二人の女性の視点から、彼らの長きにわたる関係と心模様の変化を深く掘り下げている。

 あらすじだけ聞くと、スキャンダラスな小説家と思うのですが。なんとまあ美しい物語なのか。白木のダメさにやられながら、読み終わったら、この3人について深く知りたくなります。

まあ、うちの母親なんかは瀬戸内寂聴さんのこと、「あれだけ好き勝手不倫しておきながら、出家したからってなに説法してんの」とかめっちゃ嫌ってますけど(笑)

あちらにいる鬼

あちらにいる鬼

 

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