文庫になったタイミングで、よく本屋で見かけたので読んでみました。
超大型台風接近中の日本。国際空港の入管で突如11人が別室に連行された。時間だけが経過し焦燥する彼ら。大規模な通信障害で機器は使用不能。その中の一人の女が「当局はこの中にテロ首謀者がいると見ている。それを皆さんに見つけ出していただきたい」と言った。女は高性能AIを持つヒューマノイドだった。10人は恐怖に戦きながら推理を開始する。
一気読み必須!って書いてあるけど、これもともと新聞連載小説なんですねえ。一気に読んでも登場人物ごっちゃごちゃになりそうになるのに!
AIとかも絡んできますけど、恩田さんの人物描写がうまくて。スカッとする読後。とりあえず、肉ワンタン麺食べたい!