なんだったかで、読みたかった本。
四十年前の冬の日、同い年の少年と二人で、私は世界の終わりに立ち会った。定職も貯金もある。一人暮らしだけど不満はない。ただ、近頃は老いを意識することが多い。そして思い出されるのは、小学生の頃に通った、あの古い公民館の小さな図書室――大阪でつましく暮らす中年女性の半生を描いた、温もりと抒情に満ちた三島賞候補作。社会学者の著者が同じ大阪での人生を綴る書下ろしエッセイを併録。
本編より、エッセイがぐっときました。そう、ワタシは大阪北部のまさにここに出てくる吹田市北部で育ったので。阪急千里線のあの雰囲気。太陽の塔に万博公園。
いまの実家はお隣の豊中市なので、吹田には遊びに行きました。2019年の10連休楽しかったな…。
エッセイのほう読んでいたら、国際児童文学館、橋下徹にあっさり潰されたと書いてあり。ほんとイシンたちはろくなことしてない。みんぱくと並んで、とても良い万博公園の施設だったのにね。