so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

月のぶどう

また寺地はるなさん。まだ読んでない著作がたくさんあるのに、今年はざくざくざくざく新刊が出てうれしい悲鳴。これは比較的初期の作品。

 大阪で曽祖父の代から続くワイナリーを営み、発展させてきた母が亡くなった。美しく優秀な母を目標にしてきた姉の光実と、逃げてばかりの人生を送ってき た弟の歩は、家業を継ぐ決意をする。うつくしい四季の巡りの中、ワインづくりを通し、自らの生き方を見つめ直していく双子の物語。

月のぶどう (ポプラ文庫)

月のぶどう (ポプラ文庫)

 

常に比べられる存在の双子。「できの悪いほう」 の辛さ。

歩が最後語っていた理想のワイン。その描写がとても素敵で。そんな歩のワイン、飲んでみたいなあ。

出てくる大人がみんなかっこいいよ。

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bambi-eco1020.hatenablog.com

作者の寺地はるなさんはTwitterやっているので、先日目にした投稿。

この『月のぶどう』は3位ですね。『水を縫う』『今日のハチミツ、明日のわたし』の次。ワタシが読んだのは『大人は泣かないと思ってた』で、次が『ミナトホテルの裏庭には』。あー、でも『わたしの良い子』も『やわらかい砂の上』もいいんだよなあ。最初に読むなら、だからなあ。ムスメ中2には『水を縫う』を渡しました。こどもと同じ本読んでその話ができるようになるなんてなぁ。早いなぁ。これだけは育児大成功じゃん。