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育児と食べ物の話ばかり。

プールサイドの彼方

 朝比奈あすかさんの初の長編とか書いてあったので読んでみました。

「あしたの私は、もっと強いはず」――

ひとりの少女が恋をして、仕事に就き、結婚をして、娘を持つまでの二十数年間、濃密な日々——。
群像新人文学賞を受賞してデビュー以来、ひたむきにリアルに女性心理を描いてきた
要注目の新鋭が「母と娘」の圧倒的な本音をえぐり出した、著者初の長編にして、渾身の一作!
(文芸誌「紡」で連載された「煙草とタンバリン」を改稿)

文庫化する時に、『戦う女』に改題されたようですね。

母になり切れないひとみから、娘のりんちゃん視点での話が出てくるのに。

なんというか、ものすごく中途半端。

なにもないところから、ポケベル、携帯電話から、Windows95が出始めて、最後スマホを持つ働く一般女性のIT史としては、よくできてるのかもしれないけど。

母と娘の圧倒的本音はいいすぎ。

離婚するのは仕方ないとしても、どっちも薄っぺらいし、湖太郎も…なあ…。そんなに娘が大事だと書いておきながら、あっさり離婚するんだ…と思ったよ。

プールサイドの彼方

プールサイドの彼方

 
闘う女 (実業之日本社文庫)

闘う女 (実業之日本社文庫)