so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

アンナチュラル

逃げるは恥だが役に立つ』『空飛ぶ広報室』に続いて、次は『アンナチュラル』。全部野木亜紀子さんの脚本ですね。

最近はfire 10 HDとネックスピーカーとAmazon Prime Videoでなにかしら見ています。

内容に触れますので、畳みます。

ちなみに、あまぷら『アンナチュラル』の公開は2020/11/30までなので、見てない方はお急ぎください!(期限があるので慌てて全部見た)(返却期限がないと永遠に本が読めないタイプなのである意味締め切りありがたい) 

死と向き合うことは、生と向き合うこと──
主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。
彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例…。しかし日本においては、不自然死のほとんどは解剖されることなく荼毘に付されている。その現実に、彼女は個性豊かなメンバーと共に立ち向かうことになる。
このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。
全体のテーマは、「死と向き合うことによって、現実の世界を変えていく」。
「死因」を見つけることによって、今を生きる人々の命を救ったり、社会制度を変えることで未来の危機を回避し、少しでもより良い世界に変えていけたら…。
彼らは一見、特殊な世界に身をおく人々だが、普通の人と変わらない日常を持っている。恋に悩み、家族関係に苦しみ、合コンにも行けば、おいしい食事も食べる。時にケンカをし、友情を育む。感情を抑えて仕事をしようと思いながらも、遺族に共鳴し涙してしまうこともある…。そんな天才でも変人でもない、普通の人々である彼らの姿を丁寧に描いていく。

www.tbs.co.jp

 各話の感想 

 

1話 名前のない毒

いまの新型コロナウイルス感染症の状況とリンクして、「どえらいもの見始めてしまった…」感。

死者へのネットリンチも含め。

2話 死にたがりの手紙

この回は見ていて息が詰まって、やり場がない悲しみで、もうこの続きを、『アンナチュラル』を見続けるのも辛くなった回。

どこにも居場所がなくて、帰れなくて、って本当につらいよね…。ミケちゃん、花ちゃん以外にも、覚えてくれてる人がいたらもっとよかったのに…。

3話 予定外の証人

あー、これは大丈夫。犯人も比較的すぐにわかったし。息苦しくないし、若い子の家出&自殺願望ほどやるせなくもない。中堂さんの「クソが」も大丈夫。もっとクソなパワハラも知ってるから!

 「女、女って。好きで女に生まれたわけじゃない。あなたは選べたんですか?」も。
女に生まれただけで罰ゲームだもん。いまの日本では。
点数引かれて、給料も低くて。その割に自助でよろしくといろいろ全部押し付けられて。

4話 誰がために働く

しあわせの蜂蜜ケーキの回。
そんなにとんとん思いつく~?マンホールとかー?とは思う。そうじゃないと1時間で終わらないけどさ。マンホールはちょっとできすぎ&早く見つかりすぎだよね。
ワンマン社長ありそう~!ケーキ持ってこいとかいいそう~!からの、「人を死なせてまでやることなのか?」。

5話 死の報復

中堂さん「考えたことあるか?永遠に答えの出ない問を繰り返す人生。今答えをださなければ、理由がわからない。それに苦しむやつを減らすのが法医学じゃないのか?」

この愛する人を突然失った悲しみから、8年たってなお立ち直れていない中堂さん。

6話 友達じゃない

東海林さんの「ミコトって自分の事全然言わない。まあいっか、うちら友達じゃないし」

ミコト「そうね、ただの同僚だし。」

いやー、女同士のこれ。

この回は「友達」がキーワードだけど、唸るほどうまい。

7話 殺人遊戯

「僕だけ生きてて良いのかな」と涙を流す白井くんに、中堂さんが「許されるように生きろ」。
ミコトの「あなたの人生はあなたのものだ」。死を扱いながらも、圧倒的な生きている・生きていく人へのメッセージが。

これは運転しながら音声だけ聞いていたのだけれど。もしじっくりと画面を見ていたら、親としては辛すぎて見れないな…。

8話 遥かなる我が家

神倉さん。
「誰のバチでもない。死ぬのにいい人も悪い人もない。たまたま命を落とすんです。そして私たちはたまたま生きている。たまたま生きている私たちは死を忌まわしいものにしてはいけないんです」

アンナチュラル、親の立場なので、前科者だって実家に帰ればよかったんだよ。待ってたんだよと涙するし、全10話通して一番つらかったのは2話です。

9話 敵の姿

がーっと一気にきましたね。高瀬…!まさか!

10話 旅の終わり

夢ならばどれほどよかったでしょう

Lemonが流れるたびにもう『アンナチュラル』しか思い浮かばないね…。

亡くなった人は戻らないけど、残された人はそれでもなお生きていかなければならない。

いいドラマでした!ありがとうございました!

おまけ

アンナチュラル、ちょこちょこと気になるとこはあるんですよ。
8話の。火災のいまどき?紙焼きの?写真を???とか。
六郎が中3の受験期にって。医者の息子で都市部にいるのに中高一貫ではなく???中3で受験なの???とか思ったり。

4話のマンホールがすぐわかるの出木杉って思うし。

そして、何を見るにも自分が「親としての立場」から見てしまう驚き。そうか、子供が生まれて14年。すっかり親だなあ。当たり前なんだけど。

30歳以下の若い子は全部息子と娘に見えるし、「ごはん食べてる?」とか思っちゃうもんな…。

note.com