大好きな千早さん!
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される
香りにまつわる小説! 面白くって一気に読みました。
千早さんだと、『さんかく』に続いて好き。オススメ!!!
個人の感想ですが、一般的に女性のほうが香りに敏感な気がします。好きだった人の匂いが忘れられないとか。
顔が好みとかもあるけど、生理的にダメな匂いがするとか、声が苦手な人を好きにはなれないものね…。
食いしん坊の千早さんの小説なので、一香が準備する食事も美味しそうでした!