読書メーター of the year 2020 の1位!
ダ・ヴィンチのほうのbook of the yearでも4位だそうです。
この方も初読みの作家さん。
「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
一言で言ってしまうと、児童虐待と、LGBTの話なので、読んでいて楽しい本ではありません。つらくて、やるせないです。
こどもたちはみんな笑って楽しく過ごしてほしいんだ。
決して平たんではないけれど、彼らが笑って過ごせるように。
そっと祈りを捧げます。