so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

縁結びカツサンド

なんだか美味しそうなカツサンドだなーと手に取った本。

冬森灯(ふゆもり・とも)さんは第1回おいしい文学賞にて最終候補。本作がデビュー作となったそうです。

パンをテーマにした4つのお話。

最後のカツサンドの話が、なんだかなあ。3代目の葛藤とかどこいった。

駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。
あんぱん、クリームパン、チョココロネ。気取っていない顔が並んでいて、見ているだけでほっとするような、そんなお店。
一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。
商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。「自分なりのパン」を見つけないといけないのではないか。創業者のじいちゃんが亡くなって、店名の「コテン」の由来もわからない。
日々迷いながらパン生地をこねる和久のもとには、愉快なお客たちがやってくる。
ヒョウ柄のコートを着込む占い師に、就活に落ち続ける学生、肉バカの肉屋の息子。
人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――
しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。 

縁結びカツサンド

縁結びカツサンド

  • 作者:灯, 冬森
  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: 単行本