so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

人間タワー

なかなか読めなかったこの本。ようやく読めました。朝比奈あすかさんは、この『人間タワー』と『君たちは今が世界』がよく中学入試に出ているようですね。この2作を小学生に読ませるか。そうか…。

 文庫が出ているので、文庫の書影を張りますが、単行本のほうが素敵ですね。

 桜丘小学校の運動会で毎年六年生が挑んできた組体操「人間タワー」。しかし危険性が取りざたされ中止に!?強硬なタワー推進派の珠愛月先生、冷めた目で反対を主張する文武両道な男子・青木、誰もが納得する道を探ろうとする同級生の澪…教師、児童、親、様々な人物の思いが交錯し、胸を打つラストが訪れる!

人間タワー (文春文庫)

人間タワー (文春文庫)

 

 組体操で怪我!巨大人間タワー(ピラミッド)は必要なのかっていうのがメインなのですが。

離婚を悔いるシングルマザー、運動会を見学に来た近所の老人ホームの人、人間タワーに積極的な小学校の担任、冷めている小学生、自分はいい先生でありたい同僚の先生。

中学入試関係なくても、いい連作小説でした。オススメ。

books.bunshun.jp

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