so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

このあたりの人たち

川上弘美さん、読むの久しぶりのような。 

 そこには、大統領もいて、小学校も地下シェルターもNHKもある。町の誰も行くことのない「スナック愛」、六人家族ばかりが住む団地の呪い、どうしても銅像になりたかった小学生。川上弘美が丹精込めて創りあげた、不穏で、温かな場所。どこにでもあるようで、どこにもない“このあたり”へようこそ。

 ひとつひとつのお話は短いのに、ゆるゆると全部つながっていて、不思議な気持ち。

このあたりの人たち (文春文庫)

このあたりの人たち (文春文庫)