so what?@ hatena blog

育児と食べ物の話ばかり。

千の扉

岸正彦さんのにがにが日記(1月18日分)を読んでいて、あれ、そういえばこれは読んでないなと気づいた柴崎友香さんの本。

kangaeruhito.jp

 夫・一俊と共に都営団地に住み始めた永尾千歳、39歳。一俊からは会って4回目でプロポーズされ、なぜ結婚したいと思ったのか、相手の気持ちも、自分の気持ちも、はっきりとしない。二人が住むのは、一俊の祖父・日野勝男が借りている部屋だ。勝男は骨折して入院、千歳に人探しを頼む。いるのかいないのか分からない男を探して、巨大な団地の中を千歳はさまよい歩く。はたして尋ね人は見つかるのか、そして千歳と一俊、二人の距離は縮まるのか……。
三千戸もの都営団地を舞台に、四十五年間ここに住む勝男、その娘の圭子、一俊、友人の中村直人・枝里きょうだい、団地内にある喫茶店「カトレア」を営むあゆみ、千歳が団地で知り合った女子中学生・メイ。それぞれの登場人物の記憶と、土地の記憶が交錯する。

 登場人物が結構多くて、ゆっくりじっくり読んでました。

柴崎さんはやっぱりいいなあ。

 croissant-online.jp