久しぶりに伊坂幸太郎さん。そういえば、2021年の本屋大賞の候補作でしたね。
敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。
ご本人があとがきで語っていたように、この作品は結構挑戦されたのでは?
まず、主人公が小学生なのも、いままでとは全然違う。
それでもやっぱり伊坂さんらしさは出ていて、どの短編も面白かったです。