久しぶりに津村記久子さんだよー。
とある町の、路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。
そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。
自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。住宅地で暮らす人間それぞれの生活と心の中を描く長編小説。
これ、結構話題になってましたよね?気のせい?
田舎なので話題の新刊であっても、図書館に予約したら割とすぐに来るのですが。これは結構待ちました(多分東野圭吾とかはもっと待つんだろうけど、借りないから不明)
最初のほうはわざとだな…っていうぐらい登場人物がわかりにくくて。
十軒の家の地図はあって、苗字と人物紹介は書いてあるのに、出てくるときは下の名前なんだもの!!!
なので、途中までは頭がこんがらがってわかりにくくて。投げ出しそうになりましたが、半分過ぎたころから一気にグワーッっと面白くなりました。
すべてがすっきり解決したわけじゃないけどね。