リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ、2019年度の中学入試によく出たとかで話題になっていた本。
マレーシアからの帰国子女、沙弥は、日本の中学に順応しようと四苦八苦。ある日、延滞本の督促をしてまわる有名な三年生の「督促女王」から図書室に呼び出され、いっしょに「ギンコウ」に行くことに。それは「銀行」ではなく、短歌の「吟行」のことだった。短歌なんて詠んだことのない沙弥は戸惑うが、でたらめにマレーシア語を織り交ぜた短歌を詠んでみると…。第58回講談社児童文学新人賞受賞作!
マレーシア語でリマは5。トウジュは7。タイトルは57577、短歌の話です。マレーシアからの帰国子女の女の子が、短歌に出会って自分の居場所を見つけていく話。
これが出題されたのは男子校が多かったとか。中学入試ということは、解くのは小学生男子。このみずみずしい気持ちを理解できたんだろうか…。
中学生ぐらいの朝読書にもおすすめ。