待ってました。伊吹有喜さんの新刊!!!
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。
「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、
瑞々しく描く青春小説の傑作。
犬はあかん。犬が出てくる話はあかん。
(昼休みにラスト読んでしまい、号泣である)
高校に迷い込んだ犬を通した、いろんな高校生の連作短編集。
パン屋の優花おねえちゃん、パートのしてくれてる人の息子さん、自転車で転んじゃった男の子。
コーシローが、犬が人より早く年を取り、亡くなってしまうのは仕方ないけど、コーシローの最後も光司郎&優花さんの最後も幸せそうで本当によかった。
これ、次の、2021年最初の直木賞候補になる…よ…ね?