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育児と食べ物の話ばかり。

噛みあわない会話と、ある過去について

4つの短編集。

うわーーーー。でたな後味悪い黒辻村全開!!!!

『傲慢と善良』もまずいものを食べちゃったような後味でしたが、これもまた…。精神的に落ちてるときには絶対読まないほうがいいです。
この短編の中でも「パッとしない子」の恐ろしさよ…。小学校の担任は、小学校の教室という王国に君臨する王だものね。

怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。

 

美術教師の美穂には、有名人になった教え子がいる。彼の名は高輪佑。国民的アイドルグループの一員だ。しかし、美穂が覚えている小学校時代の彼は、おとなしくて地味な生徒だった――ある特別な思い出を除いて。今日、TV番組の収録で佑が美穂の働く小学校を訪れる。久しぶりの再会が彼女にもたらすものとは。

噛みあわない会話と、ある過去について

噛みあわない会話と、ある過去について

  • 作者:辻村 深月
  • 発売日: 2018/06/14
  • メディア: 単行本