人気ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル兼ギター・尾崎世界観。初めての純文学作品。第164回芥川賞候補作。
小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、
母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。
お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、
日に日に苦しそうになっていく。
カーテンの向こうの母親が見えない。
少女は願う。
「もうこれ以上お母さんの変がどこにも行かないように」。
加藤シゲアキもそうだけど、どんだけ才能あるの…。ボーカル・ギター・作詞して、本も書いちゃうとか…。